Balletweek Magazine

 ピラティスに学ぶ

バレエテクニックがUPする

おうちトレーニング方法

◇◇◇

深山 和恵

マシーンピラティススタジオ

つなぎ・空間 和

NEW 12.16  更新

◆◆◆ 第3章 ◆◆◆ 

ピルエット、シェネ、ピケターン、グランフェッテ、イタリアンフェッテ・・・

ターン上達にもう悩まない!

秘伝の“Xロール”でターンアウト強化

トレーニングをやる前に・・・  

なぜ?教えて、Kazue先生‼

 

ターンの練習として、「ターンアウト」???、なぜ??

ターンができるようになるために、回る練習ばかりしていませんか?

実は回る練習だけやっていてもターンのレベルをあげることは非常に難しいです。

ではなぜ、ターンアウトのトレーニングをするのでしょう?

 

それは・・・

両足同じようにターンアウトすることで、軸がセンターに入り、上に伸びていきます。

それが確実な回転軸を作っていくので、実はターンのレベルアップに「ターンアウト」は欠かせない要素なのです!

パッセの脚のターンアウトと軸足のターンアウト、この両方が同じように入ることで回転に力が生まれます。

まずは、自分の身体の回転軸を強くしてみましょう!

Ⅰ. ターン上達のためのターンアウト基礎トレ

 用意するもの:ストレッチポール

<ない場合の代替方法>

ストレッチポール:本など硬いもの。足を乗せられるもの。(クッションなど軟らかいものは右左の足が同じ高さにできないのでNG。)

“Xロール”のその前に…

【ターン強化のターンアウト①】

基本形ー床の上で足を片足ずつ回す

 

右足、左足→アンデオール

右足、左足→アンデダン

 

★動かしていない足も同じようにターンアウトし続ける。

★動かしている方の足が落ちないように注意し、左右同じように背骨でKEEP!

 

目標トレーニング回数:左右外内各4~8回 1セット

 

 

【ターン強化のターンアウト②】

ストレッチポールの上で足を片足ずつ回す

 

ストレッチポールの上に足首を乗せ、おしりを床から上げる。

 ↓

上記①と同様のことを注意しつつ、左右それぞれ アンデオール、アンデダン!

 

目標トレーニング回数:左右外内各4~8回 1セット

 


Ⅱ. ターン上達のための秘伝の“Xロール”

【ターン強化のターンアウト③ 秘伝の“Xロール”基礎編】

身体を「X」の形にKeepしながら転がる

 

 仰向けに寝て足と手を開き、身体を「X」にする

足をターンインしながら背骨を一本ずつ動かし、うつ伏せになる

足をターンアウトしながら背骨を一本ずつ動かし、仰向けになる

これを連続してコロコロ…と転がって行けるようにやってみましょう!

 

★一気にコロリンと転がらず、背骨一本ずつツイストしながら仰向けとうつ伏せになれるように!

★足を引っ張ることで、背骨を一本ずつ伸ばしながら動かす。

 

目標トレーニング回数:各4~8回転 1セット

 



【ターン強化のターンアウト④ 秘伝の“Xロール”上級編】

 

 両足ターンアウトしながら横向きになる

両足ターンアウトしながらうつ伏せになる

両足ターンアウトしながら仰向けに戻ってくる

 

 

★身体の「X」の形は崩さず、Keepしたまま転がる。

★背骨を上に引っ張りながら、腹筋と背筋を使いながら身体を動かしていきましょう!

 

目標トレーニング回数:各4~8回転 1セット

 


★このターンアウトトレーニングを続けると・・・

きちんと足の筋肉が使えてくると、お腹が自然と引きあがります。

それと共に背筋も入ってきます。

足の形もビックリするほどきれいになります!

そしてかかとで床を押す、という感覚もばっちりと分かってきます。

「とにかくやり続けること!」を忘れずトレーニングしてみてください。終わりはありません(^^♪!!

 

 ※第4章では、グランジュテやグランパディシャなどのジャンプ系テクニックUPに繋がるトレーニングをご紹介します‼

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