バレエ公演レポート

NEW 2023.10.4 更新

~感動の舞台~

バレエ公演REPORT


 

MARTY PRESENTS

Ballet GALA CONCERT vol.23

 

2023.9.30(土)

行徳文化ホールI&I

 

 

 

 日本全国のバレエ/ダンスを愛する多くの方に人気を博しているマーティ主催の「みんなのバレエガラコンサート」。第23回目が、9月30日(土)に千葉県の行徳文化ホールI&Iで開催されました。今回の舞台も、個人の方々からプロバレエダンサーグループ、また約20~30人規模でのバレエスタジオ単位のエントリーと、多くの参加者の皆さんが様々なバレエやダンスの舞台を繰り広げ、盛り上げてくださいました。

 

 第一部のOPENINGで華を添えたのは、プロバレエダンサー「マーティバレエダンサーズ(MBD)」の12名のダンサーによるステージ『ガイーヌ』でした。ハチャトリアン作曲のこの作品は、黒海とカスピ海に挟まれ多民族文化が栄えているカフカス地方を舞台にした作品で、初演は1942年にロシアにてという歴史ある古典バレエでありながら、あまり日本では目にすることが少ない作品の一つです。ディレクターを勤めたロシア国立モスクワクラシックバレエ団出身の吉田むつきさんへのインタビューによると、有名な「剣の舞」の曲を含むこの『ガイーヌ』は曲こそ有名ですが、バレエ作品として身近に楽しめる機会が少ないので、今回観客の皆様にその新鮮さと、民族舞踊の面白さを感じてもらうために、この作品を選んだとのことでした。曲は、民族色豊かなタンバリンを持った「バラの娘たちの踊り」と、男性ダンサーの見せ場が魅力的でキャラクターダンスの要素も楽しめる「レズギンカ」の2曲の構成で、衣装も民族色豊かな煌びやかな演出で、オープニングにふさわしい華やかな作品となっていました。

 

  その後、「眠れる森の美女」や「ドン・キホーテ」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」などに代表されるような、クラシックバレエの見どころが詰まった数多くのヴァリエーション作品集や、クラシックバレエ以外のジャズダンスナンバーなど、ジャンルを超えた様々なダンスが会場を沸かせていました。

  バレエスタジオ単位での発表では、 第2部、第3部ともに人数も多く華やかな構成で、スタジオごとに出演者の皆様が一丸となったような仕上がりの作品を楽しむことができました。第3部の最後を飾る作品「パキータ」もその一つで、色鮮やかな衣装に身を包んだ出演者の方々の輝く笑顔が印象的な演目となっていました。

 

 数多くのバレエ名シーンを一挙に楽しむことのできるこのガラコンサート、今後とも子供から大人まで、そしてプロフェッショナルのダンサーまでが一同に集い刺激を受けながら、誰もが楽しめるコンサートとなり日本全国多くのエリアで開催されることを願っています。

 

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 【今後のガラコンサート】

 マーティの舞台は、多くの方々に文化芸術活動を楽しんで頂きたいという思いから始まっており、参加者をキッズ、アマチュアからプロフェッショナルまで広く募っています。様々なスタイルの舞台作品への参加、個人や団体としての文化芸術活動の発表の場としてご利用頂けます。当日は場当たり、ゲネプロを通して舞台上でリハーサルできる時間がきちんと確保されているところも先生方、出演者の皆様に喜ばれております。そして、本格的な舞台スタッフによるサポートがあるため、初めての舞台で不安のある方から、舞台活動をより広め、告知していきたいプロのダンサーの方々にとっても貴重な機会となっております。出演者ご紹介のプロフィール作成、演目・作品紹介などを、Ballet Gala Concert WEBサイトや当日の会場にてご用意もしておりますので、是非マーティの舞台活動に参加してみてはいかがでしょうか?