Balletweek Magazine

 

~公演記念インタビュー~

バレエアンサンブルガラ2025~東京~

Balletweek Magazine 独占取材

NEW 2025.7. 14  更新

 クイーンズランドバレエ団 カンパニーアーティスト

加藤 花歩さんインタビュー

 

海外で活躍中の日本人ダンサーが集結‼

バレエアンサンブルガラ2025~東京~

 

オーストラリア屈指のバレエ団である

クイーンズランドバレエにて活躍中の加藤さん。

バレリーナになるまでの道や

今回の公演への意気込みをインタビューしました!

 

🌟『バレエアンサンブルガラ2025~東京~』公演情報はこちら☞🌟


◆プロフィール◆ 

クイーンズランドバレエ団 カンパニーアーティスト

加藤 花歩

(Kaho Kato

 

3歳よりバレエを始め、12歳より橘バレエ学校に所属。

YAGP日本予選を経てThe Australian Ballet Schoolに留学し、同スクールを首席で卒業。2019年 Queensland Balletに研修生として入団。

2020年 Ballet du Capitole de Toulouseに移籍。同バレエ団にてソリスト役を経験。

2022年 Queensland Balletに再入団。

2024年10月 ”Coco Chanel: the life of fashion icon” by Annabelle Lopez Ochoaにて主役デビューをする。

 

 

 ★バレエウィーク(以下BW)★ 加藤さんの活躍されているクイーンズランドバレエ団とは、オーストラリア東岸、クイーンズランド州の州都ブリスベンにあるバレエ団ですね。どのようなバレエ団なのですか?

 

★加藤★ クイーンズランドバレエは古典作品に加えてマクミラン作品やリアム•スカーレットの作品を多く上演しています。リアム•スカーレットの作品では、『真夏の夜の夢』や『火の鳥』、『Dangerous Liaisons』、 『No Man’s Land』等があります。

昨年は香港バレエ 、アトランタバレエ に続いて、『Coco Chanel: the life of the fashion icon』を上演しました。

また2022年に新しく建設された建物には劇場、6つのスタジオ、ジム、フィジオ等の施設が整っています。

 

 

★BW★ 様々なジャンルの作品を上演されているバレエ団なのですね。充実した環境のそろった劇場もとても過ごしやすそうですね。そもそも加藤さんがバレリーナを目指し、そしてオーストラリアのバレエ団へ所属するようになったいきさつはどのようなことだったのですか?

 

★加藤★ 3歳でバレエを始めたのですが、先に姉がバレエを習っているのを見て、家でステップを真似してみたりと興味を持っていたようです。

YAGP(ユース・アメリカ・グランプリ)をきっかけにオーストラリアンバレエスクールに二年間留学しました。それまではあまりコンクールに出た事が無かったので、初めてのYAGPで雰囲気に圧倒されたのを覚えています。期間中はなんとか気持ちを強く持とうと心がけ、幸運にも幾つかのスカラシップとtop12を頂きました。

そして当時の校長のLisaが気に入ってくださり、オーストラリアンバレエに留学する事になりました。卒業後、現在のクイーンズランドバレエに研修生として一年入団、その後フランスのトゥールーズ キャピタル劇場を経て、2022年に現在のカンパニーに再入団しました。またオーストラリアに戻るとは想像していなかったので、当時カンパニーの監督だったLi Cunxinからオファーの電話を頂いた時は驚きと共にとても嬉しい思いでした。

 

 

★BW★ そうだったのですね。コンクール後の留学先はその後のバレエ人生においてもとても大切な選択となってくるのですね。加藤さんがクイーンズランドバレエを愛するきっかけは何かあったのですか?

 

★加藤★ オーストラリアンバレエスクールに在学中に、クイーンズランドバレエの『真夏の夜の夢』の舞台を拝見する機会がありました。その公演をみて、カンパニーの雰囲気が本当に素敵!と感じ、そして興味を持ち始めたのがきっかけでしたね。 

 

 

★BW★ 実際の舞台を観て、自分が好き!と感じられることは大事ですよね。その後、実際に入団してみて、バレエ団の様子はいかがでしたか?

 

★加藤★ カンパニーはとてもアットフォームな雰囲気で、みんな優しいです。また、街にはアジア人が割と多く、アジアスーパーもあり、この辺りは暮らしやすいです。

 

★BW★ それは安心感もあり、いいですね。今回は日本に戻っての公演ですが、アンサンブルガラでは、どのような作品を踊られるのでしょうか?

 

★加藤★ 今回一部では『ラ・シルフィード』のパ・ド・ドゥを踊らせて頂きます。『ラ・シルフィード』は学校の卒業公演で全幕作品を踊って以来になります。

当時指導して頂いたステジャー(舞台監督)は現在のカンパニーでも指導して頂いているので、当時から教わっている事を今の自分なりに一つずつ理解を深めて、今回どのような色を出せるようになるのかとても楽しみです。

 

 

 ★BW★ それは長年温め続けている作品の一つなのですね。そんな思い入れのある作品を今回東京で観ることができるとは、とても楽しみです。今回のアンサンブルガラにかけるお気持ちは何かありますか?

 

★加藤★ アンサンブルガラに出演させて頂ける事、とても楽しみにしております。日本での舞台はいつも特別な思いがあります。本番までのリハーサル機会、少しでも成長出来るように大切に過ごしたいです。

観に来て良かったと思って頂ける舞台をつくれるよう、精一杯頑張ります。是非観にいらしてください!

 

 

 

★BW★ 加藤さん、貴重なお話しありがとうございました。アンサンブルガラ公演での舞台、楽しみにしております!

 

 

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◆◆◆公演情報◆◆◆

国内外で活躍するプロダンサーとプロの世界を目指している未来のプロダンサーたちの共演

『vol.5 バレエアンサンブルガラ~東京~

 

日時:2025年8月8日(金)

会場:きゅりあん 大ホール (東京)

   東京都品川区東大井5丁目18−1

 

第1部/バレエガラコンサートー日本国内外で活躍するプロバレエダンサーの饗宴ー 

第2部/「シンデレラ」より抜粋ープロバレエダンサーと未来のプロダンサーの共演ー

 

 

公演の公式ページはこちら☞


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公演インタビュー取材‼ 

 <英国ロイヤルバレエ団 ファーストソリスト小林愛里さんインタビュー>