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11/26、27の2日間、クラシカルバレエグループNeRoの第2回公演が三鷹市芸術文化センターにて開催されました。2020年に結成した「NeRo」は芸術監督の小林由明さんを筆頭に、K-Ballet Company出身ダンサーを中心に構成されています。"NeRo"は、ギリシャ語で「水」。生命に不可欠な水のように身近に寄り添い、乾いた身体に染み入るような表現を求めていくことをコンセプトとして掲げ、活動されています。
今回も豪華ゲスト出演ということもあり、バレエ公演を見るつもりで幕の外で待っていた観客の心をまず鷲掴みにしたのは、幕開きの真っ赤で情熱的なライティングの中に、漆黒に輝くグランドピアノのみという演出。静寂な中に赤と黒のコントラストがどこか艶やかさを感じさせるようなゴージャスな空間でした。このオープニングから感じられるように、この公演の魅力は、なんといってもクラシック音楽の生演奏とバレエの両方を贅沢に楽しめるというところでした。バレエの演技の空間に、グランドピアノを演奏するバレエピアニストがいるという斬新な演出が、音楽とバレエの融合を強く感じさせてくれるのです。